子供が左利きだと分かった瞬間、多くの親御さんが最初に考えるのは「小学校で困らないだろうか」ということです。
特に入学準備が本格化する1月から3月にかけては、はさみ・彫刻刀・カッター・書写道具・鉛筆と、揃えるべき学用品が一気に押し寄せてきます。
前の記事では左利き用と右利き用の構造的な違いを見てきました。
この記事では、その知識を踏まえて、入学準備で「いつ・何を」確認すればいいかを、逆算スケジュールの形で整理します。
1. 年長の秋〜冬、まず「入学のしおり」の持ち物欄を確認する
多くの小学校では、年長の11月〜1月頃に入学説明会が開かれ、そこで配られる「入学のしおり」に学用品リストが記載されています。
このリストには「はさみ」「クレヨン」のように種類だけが書かれ、右利き用・左利き用の区別までは指定されていないのが一般的です。

2. 1月〜2月、はさみ・のりなど「毎日使う道具」から手当てする
入学準備で最初に優先したいのは、1年生の授業で毎日のように使う道具です。
具体的にはさみ、次いで鉛筆や下敷きが挙げられます。
左利き用のはさみは種類が限られるため、人気サイズは春先に品薄になることがあり、1〜2月のうちに選び終えておくと安心です。

具体的な商品の選び方や学年別のチェックリストは、次章の「【入学準備】左利き用はさみ・彫刻刀・カッター、学用品リスト」で詳しくまとめています。
3. 2月〜3月、図工・書写で使う道具を確認する
彫刻刀やカッターナイフは、多くの小学校で3〜4年生から図工の授業に登場します。

入学直後には不要なことが多いものの、上のお子さんがいる家庭では毎回同じ確認作業が発生するため、学年ごとに必要になるタイミングをあらかじめ把握しておくと、直前で慌てずに済みます。
書写(習字)道具についても同様で、学校によって指定教材の有無が異なるため、購入前に指定の有無を確認しておくことが大切です。
| 時期 | 確認・準備すること |
|---|---|
| 年長 秋〜冬 | 入学のしおりの持ち物欄を確認 |
| 1月〜2月 | はさみ・のりなど毎日使う道具を手当て |
| 2月〜3月 | 図工・書写で使う道具を確認 |
4. 兄弟姉妹がいる家庭は「使い回し」の可否も確認する
上の子が右利き、下の子が左利き(またはその逆)という家庭では、上の子のお下がりをそのまま使い回せない場面が出てきます。
はさみやコンパスのように利き手で構造が変わる道具と、消しゴムやノートのようにどちらでも使える道具を分けて考えておくと、買い足すべきものが整理しやすくなります。
入学準備で毎回ゼロから調べ直す負担を減らすには、「利き手で構造が変わる道具」と「変わらない道具」をリスト化しておくのがおすすめです。
一度整理しておけば、下のお子さんの入学時にも同じリストを使い回せます。
5. 入学準備でかかる費用の目安
左利き用の学用品は、右利き用に比べておおむね1.5〜2倍程度の価格になる傾向があります。
目安として、左利き用の子供用はさみが1,000〜1,800円程度、下敷き・鉛筆等の小物を含めても、入学時点で最低限必要なものだけであれば3,000〜5,000円程度で揃うことが多いです。
彫刻刀セットは3,000〜6,000円程度と幅があり、書写道具一式が必要な場合はさらに5,000円前後が上乗せされます。
一度にすべて揃えようとせず、上記の逆算スケジュールに沿って、必要なタイミングごとに予算を分けて確保しておくと家計への負担も分散できます。
シチュエーション別の対応例
「入学式まであと2週間しかなく、左利き用のはさみが近所の店で見つからない」という場合は、無理に探し回らず、持ち手が左右対称の「左右兼用」の学童はさみ(刃の重なりは右手用のままのものが多い)で入学式には間に合わせ、落ち着いてから左利き専用品に買い替えるという進め方でも問題ありません。

逆に「まだ入学まで半年以上ある」という段階であれば、オンラインストアでじっくり比較検討する時間があるため、レビューを読み比べてサイズ感を確認してから注文する余裕があります。
転勤や引っ越しで学区が変わる可能性がある家庭は、学用品の指定内容が学校によって異なる点を踏まえ、購入は転入先が確定してから進めるほうが二度手間になりません。
6. まとめ買いを検討するタイミング
左利き用の文房具は、単品で都度購入するよりも、入学準備のタイミングでまとめて揃えたほうが、必要な道具の抜け漏れを防ぎやすくなります。
特にオンラインストアでは、はさみ・定規・コンパス・鉛筆をセットで扱っている場合もあり、送料や手間を考えるとまとめ買いのほうが効率的なことが多いです。
入学準備は「年長の秋にリスト確認」「1〜2月に毎日使う道具を手当て」「2〜3月に図工・書写道具を確認」という順番で進めると、直前で慌てずに済みます。
次の記事では、そもそも左利きを矯正すべきかどうかという、多くの親御さんが一度は気になる疑問について整理します。
次に読むべき記事
- 次の記事:➔ 左利きは矯正すべきか、道具で対応すべきか


コメント