野球を始めようとしたとき、左利きの人がまず戸惑うのがグローブ選びです。
「左利き用」と一口に言っても、投げる手と打つ手の組み合わせによって選ぶべきグローブが変わるため、右利きの人以上に確認すべきポイントが増えます。
この記事では、投打の組み合わせ別にグローブの選び方を整理します。
1. グローブは「投げる手」で選ぶのが基本
スポーツ用品店の店頭で「左利きだから左投げ用ですよね」と早合点され、実際には右投げ左打ちだったというすれ違いも珍しくありません。
グローブ選びで最初に押さえておきたいのは、「利き手」ではなく「ボールを投げる手」で選ぶという点です。

グローブは投げない側の手にはめて使うため、左手でボールを投げる人は、右手にはめる「左投げ用」グローブを選ぶことになります。
バットも組み合わせによって選び方が変わる
バットについては、グローブとは逆に「打つ手」を基準に考える必要があります。

ただし、バット自体は左右対称の形状のため専用の「左打ち用バット」というものは存在せず、握る向きを変えるだけで対応できます。
つまり野球道具の中で左右の作り分けが必要なのは、グローブとミット類(捕手用・一塁手用)です。
両耳タイプのヘルメットは利き手を気にせず選べますが、片耳タイプ(一般硬式・プロ用に多い)は打席の左右で対応するモデルが分かれるため、こちらも購入前に確認しておくと安心です。
バット・スパイクなどは基本的に利き手を気にせず選べる、という点は覚えておくと道具選びの負担が減ります。

2. 「右投げ左打ち」など組み合わせは複数ある
実際には、右手で投げて左手で打つ「右投げ左打ち」、その逆の「左投げ右打ち」など、投打の組み合わせは何通りもあります。
グローブを選ぶ際に重要なのは打つ手ではなく投げる手だけなので、「自分は左打ちだから左投げ用グローブ」と早合点しないよう気をつける必要があります。
グローブ選びの判断基準は「打つ手」ではなく「投げる手」の一点です。
この点さえ間違えなければ、迷うことはありません。
3. 少年野球では在庫の少なさに注意
ミズノやゼットといった大手スポーツメーカーからは左投げ用グローブも販売されていますが、軟式少年用の左投げ用は型数が右投げ用より少ないのが実情で、同じシリーズでもサイズ展開が右投げ用ほど揃っていないことがあります。
特に少年野球用の小さいサイズは店頭在庫が少ないことがあるため、シーズン開始前の2〜3月は新入団児童の需要が重なって特に品薄になりやすく、この時期を過ぎてから探し始めると希望のモデルが売り切れていることもあります。
入団が決まった時点で早めにオンラインストアの在庫状況を確認しておくか、シーズンオフのうちに店舗を回っておくと、直前になって選択肢がないまま妥協することを避けやすくなります。
4. キャッチャーミット・ファーストミットは特に選択肢が狭い
大手メーカーのカタログを見ても、内野手・外野手用グローブが数十種類展開されているのに対し、キャッチャーミット・ファーストミットの左投げ用は数種類程度しかラインナップされていないことがあります。
内野手・外野手用のグローブに比べ、キャッチャーミットやファーストミットは左投げ用の選択肢がさらに限られます。

該当するポジションを希望する場合は、通常のグローブより早めに、かつ複数の販売店・ブランドを横断して探す必要が出てくることがあります。

価格帯とポジション別の目安
少年野球用の内野手・外野手向けグローブは、左投げ用でもエントリーモデルなら5,000〜8,000円程度、型付け済みの上位モデルになると1万円を超えるものもあります。

キャッチャーミット・ファーストミットは構造が特殊な分、少年用でも8,000円前後からと内野手用よりやや高めに設定されている傾向があります。
中学・高校の軟式野球用になると型数がさらに絞られるため、部活動で本格的にそのポジションを続ける予定がある場合は、シーズンオフのうちから複数の専門店やオンラインストアを回って現物を確認しておくと、いざ必要になったときに慌てずに済みます。
5. 購入前に試したいこと
グローブは体格や手の大きさによってフィット感が大きく変わる道具です。

可能であれば実店舗で実際にはめてみてから購入するのが理想ですが、近隣に取り扱い店舗がない場合は、サイズ表と口コミの体格情報を照らし合わせて選ぶとよいでしょう。
「これから野球を始めるかどうかまだ分からない」という段階であれば、いきなり高額なモデルを購入せず、少年野球チームや地域のスポーツ用品レンタル、フリマアプリの中古品などで一度試してみるのも一つの方法です。
「本格的に続けることが決まっている」という段階であれば、型付けサービス付きの上位モデルを検討する価値が出てきます。
型付けとは、購入したグローブに専門店でスチームを当てながら手や捕球動作に合わせて形を整える作業のことで、左投げ用グローブを扱う店舗が限られる分、対応可能な店舗を事前に確認しておくと安心です。
グローブは「投げる手」を基準に選ぶこと、そして少年野球用や特定ポジション用は在庫が限られやすいことを覚えておくと、探すときの迷いが減ります。
次の記事では、単価が高く後悔しやすいゴルフクラブの選び方について見ていきます。
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